ウミガメツアーで見られるカメについて、ご紹介!
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- 2022/02/03
こんにちは!タイド宮古の飯沼です。
今日は私たちのウミガメツアーで見られるウミガメについて紹介したいと思います。
亜熱帯である沖縄県の海には沢山の海の生き物が生息しています。
私たちの住む宮古島は数々の離島の中でもウミガメが良く見られることでも知られており、
確かにそこら辺の浜から泳ぎに行っても、頻繁にウミガメを見かけることができます。
そこで紹介する、ウミガメがまずこちら、『アオウミガメ』です!
日本の沿岸にウミガメは4,5種類生息しているといわれていますが、
アオウミガメはその中でも一番よく見かける種類のカメです。
名前は「アオウミガメ」で英語の名前も「グリーンタートル」といいますが、実際には茶色や黒っぽい体色をしています。
これは、食性が海底に生えている、海藻やコケを好んで食べることに起因しているそうです。
その昔、ウミガメを食べていた時代があったそうですが(今は保護動物として保護されています)、
このアオウミガメを捌いたところ、ほかの種類に比べて身の色が青みを帯びていたことからこんな名前になったそうです。
また、海底に生える植物をこそぎ取るように食べるのですが、
効率よく食べるために、嘴が丸く進化しており、愛らしい見た目になっているのも特徴ですね。
主食となる海藻が太陽光線が沢山降り注ぐ、海底の浅い場所に繁茂しているため、
アオウミガメ自体も海岸線のすぐ近くまで寄ってきます。
宮古島では人に慣れてしまっているウミガメも多く、
静かに接近すれば、こんな風に目の前で食事をしているシーンを観察することも可能ですよ!
続いては、『タイマイ』について紹介します。
タイマイはアオウミガメに比べて、黒っぽい顔をしているのが第一印象でわかります。
そして、その顔つきにも特徴があり、嘴がアオウミガメに比べて細長く、鳥のような見た目をしています。
これは、食性として、岩の隙間に生息している「カイメン」などを好んで食べるために嘴が細長くなった、といわれています。
カメの種類によって食べるものがちがうのは、
食性を変えることによって、食糧確保の競合を防ぐ意味合いがあるのではないか?といわれています。
また、甲羅の側面がささくれ立ったようにギザギザになっているのも特徴で、
これらの特徴から他の種類のウミガメと見分けることができます。
ちなみにタイマイはその昔、べっ甲細工の原料として乱獲された時代があり、そのために生息数が激減してしまいました。
そのことから現在では「絶滅危惧種」として大切に保護されています。
宮古島ではアオウミガメに比べて、少し深い海域に多く、警戒心も強くて、人の気配を察知するとよく逃げて行ってしまいます。
ですので、私たちのツアーでも見かけることは少なく、見られたときはとてもラッキーといえるかもしれません!
最後に、このウミガメは遠く離れたハワイの地では『幸せを運んできてくれる生き物』といわれているそうです。
「海で泳いでいてウミガメに遭遇したら、その年はいいことが訪れる」
なんていう伝承もあるそうですよ☆彡
ぜひみなさんも、宮古島にお越しの際にはこのかわいいウミガメちゃんたちに会いに来てくださいね!